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骨の検査体験談

Kさん(女性 / 50代)の体験談

骨の検査を受けたきっかけは?

きっかけは、足首の骨を骨折したことです。

私の趣味は40歳から始めたマラソンで、10年以上続けています。2022年頭に練習で山道をランニング中、下り坂の段差で足首をひねるようにして骨折してしまいました。診察時に医師から手術が必要なほど重度の骨折であると診断されるとともに、患部のレントゲン画像を見ながら「骨が薄くなっているかもしれませんね」と言われました。

初めてDXA検査を受けたのは、手術から半年ほどが経ち、経過観察を兼ねて骨の状態を確認したときです。結果は骨密度が69%と、骨粗鬆症の診断基準値を1%下回っていました。そのときは骨折の治療やリハビリを優先することになり、骨粗鬆症については様子を見ることになりました。

骨粗鬆症の予兆や、痛みや違和感などの自覚症状はありましたか?

自覚症状はありませんでした。ただ50代に入ってから、手の小指や肋骨、上腕骨など足首以外の骨を4回骨折しています。4回とも固定だけで骨がくっつく程度の骨折でしたが、今思えば骨が弱くなっているサインだったのかもしれません。

検査を受けてみて率直にいかがでしたか?
診察時に気になったことはありますか?

検査を受けてみて率直にいかがでしたか?診察時に気になったことはありますか?

走って骨に衝撃を与えることは骨粗鬆症対策になると思っていましたから、数値が悪くて驚きました。医師からはマラソンのために続けてきた食生活について指摘を受けました。マラソンでは「体重を落とせばタイムが速くなる」と言われているので、減量に取り組み、タンパク質は意識的に摂る一方で炭水化物は抜く、といった食生活を送ってきました。それについて医師から「もっと体重を増やしたほうがいい」「いくら骨に必要な栄養素を摂っていても、他の栄養素もきちんと摂らないと体にはうまく吸収されない」と言われました。

その後の足、骨の状態はどうでしょうか?

現在はバランスのよい食生活を心がけており、体重も骨折前より増えてきました。それでも怪我から1年後に定期検査として2回目のDXA検査を受けたところ、数値は改善しておらずむしろ悪化していました。そのため病院では骨粗鬆症を治療するために、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを処方してもらいました。

受傷前はフルマラソンの距離を走ることができていましたが、現在では10kmほどで足が痛み出すようになってしまいました。従来の距離を走れるようになって競技に復帰するには、あと2~3年くらいかかりそうです。

どんな方にDXA検査を受けてほしいですか?

同世代のランニング仲間にも、50代になってから骨折を繰り返す方がちらほら見られます。スポーツが趣味の人には、ぜひDXA検査を受けてほしいと思っています。

日常的にスポーツをしていると健康的なイメージがありますが、「骨の健康」という観点からは必ずしもそうではないのかもしれないと感じました。スポーツを長く楽しむためにも、骨の健康やそこにつながる食生活は大事ですし、トレーナーにも骨粗鬆症に関する知識を身に付けてもらいたいと思っています。

※個人の感想であり、検査・治療の効果を保証するものではありません。

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