骨の検査を受けたきっかけは?
ヘルスケア関係の仕事をしていることもあり、以前から骨粗鬆症には関心がありました。また私は4人きょうだいなのですが、ここ数年で私以外の3人が相次いで転倒による骨折をしたことも、きっかけのひとつです。年齢的にも骨の健康が気になっていましたし、会社から福利厚生の一環で補助金が出ることもあって、2021年にDXA検査を受けることを決めました。
実際に検査を受けてみていかがでしたか?
腰椎と大腿骨の骨密度を測りました。検査内容についての不安は特にありませんでしたし、横になっている間にすぐ終わってしまった印象です。骨密度に関しては、日常的にランニングマシーンや筋トレ、ボクササイズなどで運動していたので「自分は大丈夫だろう」と思っていたのですが、予想以上に数値が下がっていたことがわかりました。フルマラソンに参加したこともありますし、もともとヨーグルトをはじめとした乳製品が好きでカルシウムはたくさん摂っているつもりだったので、ショックでしたね。
その後の経過はいかがでしょうか?
病院で骨粗鬆症の薬を処方されました。半年後の通院で改めて検査したところ、骨密度は改善していなかったので、ビタミン剤も追加で飲むことになりました。そこからまた半年後の検査では、骨密度の数値は上がっていました。現在も服薬を続けています。
治療が始まってから、生活に変化はありましたか?
実は2022年の年末に屋外の段差がある場所で足を踏み外してしまい、くるぶしを剥離骨折してしまいました。予後があまり芳しくなく、現在もまだ完治していません。運動量も落ちてしまい、ストレッチや上半身の筋トレ程度しかできていない状況です。もっと早くDXA検査のような骨粗鬆症対策をしていたら、剝離骨折の治療も長引かなかったのではないかと考えてしまいます。
これから検査を受ける方々へ一言。
「年齢とともに骨量が減ることは避けられない」とDXA検査を受けて実感しました。また、骨粗鬆症は自覚症状に乏しいので、骨折するまで気づかないケースもあると思います。年齢を重ねても動ける元気な体でいるために、他の方も定期的に検査を受けて、早めに対策してほしいですね。私自身、骨折の経験がある姉や妹、同じスポーツジムに通っている方など身近な人にDXA検査を勧めています。
※個人の感想であり、検査・治療の効果を保証するものではありません。