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骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは骨がもろくなっている状態

骨の強さ(骨強度)は、骨の量(骨量、骨密度)と骨の質(骨質)によって決まります。

骨粗鬆症とは、骨量(骨密度)が少なく、また、骨質が劣化することで骨がもろくなり、骨折が起きやすい状態か、もしくは骨折が既に起きている疾患のことです。

女性に多い骨粗鬆症

日本国内における骨粗鬆症の患者さんの数は、推計1280万人(男性300万人、女性980万人)で、特に女性に多くみられる疾患です。1)

骨粗鬆症の有病率(人口全体に対して特定の疾患にかかっている人の割合)は、女性で年齢が高くなるほど増える傾向にあり、50歳代女性の10人に1人、60歳代女性の5人に1人、70歳代女性の3人に1人、80歳女性の2人に1人が骨粗鬆症といわれています。2)

骨について

骨は鉄筋コンクリートのような構造

骨と言えばカルシウムをイメージされる方が多いかと思いますが、骨を形づくっている成分はカルシウムだけではありません。

骨を構成しているのは、たんぱく質の一種コラーゲンを主体とした成分(有機成分)、カルシウムとリンによってできたハイドロキシアパタイトを主体とした成分(無機成分)、その他の細胞外成分、そして細胞成分になります。有機成分と無機成分があることで、骨は硬さとしなやかさを両立することができるのです。

骨の構造は鉄筋コンクリートの建物に例えられます。骨の中で束となったコラーゲン(コラーゲン繊維束)は鉄筋に、ハイドロキシアパタイトはコンクリートにそれぞれ当てはまります。

骨は生きている臓器

外側から確認できないため想像しにくいかもしれませんが、骨は「一度でき上がったらおしまい」ではなく、生きている臓器として活動しています。具体的には、常に古い骨から新しい骨に作り替える新陳代謝を繰り返すことで、骨を健康な状態に維持しています。この新陳代謝を骨代謝(または骨リモデリング)といいます。

骨代謝のサイクルを説明すると、まず破骨細胞と呼ばれる細胞が、古くなった骨を溶かしていきます(骨吸収)。そして、溶かされた部分に骨芽細胞と呼ばれる細胞が集まり、新しい骨を作っていきます(骨形成)。骨吸収と骨形成のバランスが保たれている間は、骨量(骨密度)に変化はありません。

しかし、何らかの原因で骨吸収の働きが骨形成よりも高まってしまうと、骨がスカスカになってもろくなってしまいます。

ちなみに、骨代謝には様々なビタミンやホルモンも関わっていて、例えばビタミンDや副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウムやリンの濃度を調節しています。

1)骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会 編:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版.ライフサイエンス出版.2015,4.p4
2)山本逸雄ほか, Osteoporosis jpn. 1999;7(1):10-11

監修医師
宗圓 聰 先生
そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック 院長
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